ささいな事に…

飴が好きな次男

助手席で飴をねだる。


四個目あたりで断ると

怒り出した。


「もぅ、お父さんなんかきらい」

「もぅ、いっしょに寝ないからー」

なんとか私を困らせたいらしい…(-_-;)


そしてキメ台詞は

「もぅ、お父さんのみそ汁のまなーい」

いつも残すクセに。


そして、毎晩私の隣に横たわる次男

一緒に寝ない日はない。


白いTシャツにぽよぽよのお腹は、触り心地が良い。

鼻を押し付けてクンクンする

一日の疲れがリセットされる。


おやすみなさい。

一番良い時と思えるように

「今が一番良い時」

そう思う為に、今が充実している必要はないと思う。
幸せと不幸せは、今と昔を比べて相対的に感じる物だと思う。
そう思うことが出来たら、想像もつかない困難が降りかかった時、

「あの頃は良かった」

という後悔が軽くなる気がする。


さて日曜日の夕方、

先週捕まえたアマガエルを飼いきれないので、緑地公園に放しに行く事にした。
長男と次男に声をかけると、車に乗り込んできた。

そして一路公園へ…
少し走っただけなのに後席で船を漕ぐ長男、公園に着く頃には、頭の上で鳥がピヨピヨしてるような顔(-_-;)
いつも張り合ってる次男に網を奪われ、ようやく目が覚める。

早速、アマガエルを放そうとすると、目の前で別のアマガエルが目を閉じ、じっと座っていた。
大喜びでそのカエルも水槽に放り込んだが、はっと気づいて二匹を放した、危うく目的を忘れる所だった(汗

その後はザリガニ捕り。
精を出す二人に、おばあちゃんが声を掛けてきた、付き添いの女性は恐縮気味。

私は、ザリガニの入った水槽を差し出し「ザリガニ12匹も捕れましたよ」と話しかけた。
嬉しそうに兄弟を眺め「頭を撫でていい?」と言うので次男を差し出そうとした。
ところが逃げられてしまった(汗) 

「この子は大人しいですよ」と慌てて長男の頭を差し出した。
長男のこわい髪の毛を、おばあちゃんはシワだらけの手で撫でた。
付き添いの女性はおばあちゃんの腕を組み、私たちと会釈を交わし歩いて行った。


私は母と居る時、母が認知症と悟られ相手の態度が変わったら嫌だなと思い、よそよそしくなる事がある。
それがかえって、相手の気付くきっかけになり、母の世界を狭めてるかも知れないと思った。

そこまで深く考えて話しかけたワケじゃないけど、同じ境遇のような二人に黙っていられなかった。


そして次男
声は聞こえるが、ちょうちょを追いかけてるウチに見えなくなってしまった。

長男とザリガニを逃していると「オシッコでちゃったー」と遠くでお股ジャージャーの声(-_-;)
最近、何かに夢中になりオシッコを忘れる事が多い、長女も2年生まであった(笑)

ビショビショのズボンが気持ち悪く、ガニ股で歩く次男
そんなヤツ抱っこしたくないが、もたもたするので小脇に抱えた。

車に着替えがなかったので、ズボンを脱がせ、お股だけ拭いてそのまま帰宅。
家に着くと、おチン丸出しで外へ逃走、ご近所さんが温かい目で笑ってた(-_-;


以上、子供を連れて一時間ほど公園に行った時の話(笑

色々あるが、先の能書きを置いても、今が一番良いときだと思う。

親孝行は欲張りジジイ?

月曜日のこと…

この日は子供達のお迎えなど心配ないので会社帰りに母の家へ寄った。

先日、ケアプランを変更したので不満が出る前に先手を打たなくてはならない(汗
まずはスシローに行き夕飯、そして帰りにカラオケに寄った。

明日も仕事の平日にしては頑張った、おかげで母も喜んでくれて、一安心。

ところが帰宅すると、何か膝が冷たい…
よく見るとカバンがビショビショで滴る水が膝を濡らしていた(-_-;)

慌てて風呂場でカバンをひっくり返した、幸いスマホは無事だったが財布やポーチは中までずぶ濡れ。
物が干せない梅雨時にこんな事にならなくてもいいのに。

手前味噌だが、今日も親孝行した、先月は母の為に仕事を休んで介護に努めた。
昔話ならば、カミサマがお酒の滝や小判ザクザクな所に案内してくれる頃合いなのに(笑


だけど一つ心当たりがあった。

カラオケから帰った母は喜んでいた。
そして、使いかけの麺つゆを二本出して持っていけと言った。
片方は知らないメーカーの二倍濃縮昆布風、もうひとつはキッコーマンの三倍濃縮鰹風。

二本は邪魔なので、迷わずキッコーマンをカバンに放り込んだ。
ところがキッコーマンはキャップがパッチン式、何かの拍子に開いてしまったらしい。

二倍濃縮の方はフタがスクリュー式で開く心配もない、三倍濃縮程ベタベタにもならなかったか、
昔話ならば、私は小さいつづらを選んだ優しいお爺さんではなく、大きいつづらを選んだ欲張り爺さんだ(笑

いやいや「この麺つゆはどちらも私の物ではありません」と正直に答えれば金の麺つゆが出たかもしれない。

なーんて、そこまで思ったりしない(笑


めでたし、めでたし。

介護休業を終えて…

先月、一ヶ月の介護休業を取った。

仕事、母、子供、家の事でいっぱいいっぱいになり、漠然とだが働きながら介護できる環境作りを目的に。

 

まずは整理から始めた。

足の踏み場がないゴミ屋敷という訳ではなかったので、それ程でも…と思っていたが、片付け始めると認知症の母が一人で暮らすには多すぎるモノが溢れていた。

それでも無下には捨てられないので「あ、これいいねちょうだーい」と伺い、持ち帰り処分した。

もう呑まない薬もたくさんあったが、急になくなれば心配するので、キレイな状態の物を飾りのように引き出しに残して他は処分した。

できるだけ本人が気付かないように身軽にしていった。

捨てた物の量は覚えてないけど、ゴミ処分場の係員に「おかあさん大丈夫かい」と覚えられた(笑


そこから整頓を始めた、本来お片づけというのは物を元の場所に戻すだけの作業なので置き場所さえ決まっていれば、簡単にできる事。

それが置き場も定まらないまま物が増え続け、片付けが困難になる。

母の場合、それ以前に、置き場所を覚える事ができないので物が行方不明になる。

そこで、物を置ける場所を減らした、方々にあった棚を大きめの棚ひとつにまとめ、テレビ台と2つだけにした。

それと、貴重品を入れている箱を盗られる不安から隠して忘れてしまうので移動出来ないように棚にボルトで固定した。

その他、私が不在の間に利用する介護サービス関連の物を玄関の棚に集めて鍵をかけた。
流石に鍵のある棚は母も気にしたが「子供が触ると危ない物が入ってるからお願い」と尋ねられる度に答えた。

なくしたら困る保険証はカラーコピーを預けた、医療機関でわかってもらえるように「COPY」と記載して。


通帳やカードに印鑑は何度も銀行に通ってるうちに母も返してと言わなくなった。
だけど銀行に通った理由は殆どがこちらの都合だった。

20年以上使ってるキャッシュカードは今後、カードが壊れた時に認知症が進んでいたら再発行手続きに難儀する恐れがあるので新調した。

印鑑も既に欠けていたので同じ理由で新品に取替えた。

口座も最低限の数にした、本人の意思確認ができないと困るような口座は全て普通預金に移した。


部屋と財産をいじられてばかりでは母もストレスを感じるので、底が抜けたソファーを新調したり、銀行の帰りは必ずカラオケに付き合い、抜かりなく機嫌もとった(笑


認知症になった当初は、いたずらに環境を変えると悪化するという事を懸念して控えたが、今回は片づけさせてもらった。

その結果、片付ける過程で母の物の状況が把握できるようになった、毎回時間を割いていた、もの探しも楽になる。

そして、私以外の誰でも入りやすい環境になった、これは介護の負担を分担できる事につながると思う。

環境が整い、私自信も状況が以前よりも見えてきた、

母はまだ認知症の初期で顕著な中核症状は物忘れ。

混乱を招いていたのはBPSDという周囲との関わりの中で起こる症状、中でも物取られ妄想が強かった。
今回片付いた事で物を失くす事が減れば軽減できるかもしれない。

私自身に母はまだ一人でやっていけるという自信もついた。

今回、介護休業を取れた事はとても大きかった、今までの法律では93日をいっぺんにしか取れなかったが、今年から3回に分割できるようになった。

そのウチの一回を今回消化した。

まとまった休みを取る前は子供を見ながらの生活だったので、土曜日の数時間しか時間をさけなかったが、今回は多くの事ができた。

もしも、この休みがなかったら、指を加えて症状が進む事を眺め、最後の最後に老人ホームへ入居する為だけにしか休みが使えなかったと思う。

小規模な職場で人が足りず大変なのに、融通を利かせてくれたと思う、思い切った判断をしてくれた事をありがたく思った。

そして、あのまま時間に余裕がなければ、暑くなり放置した生ゴミにハエが沢山湧いた事にも、冷静に対応できなかったと思う。


今日、母の帰省した時の写真をアルバムにして届けた、とても嬉しそうだった。

長らくの間、やりたかった事がようやく片付いた。


この8ヶ月、水面を照らす日差しは見えるのに、水面は遠く、いつまでも水の中で苦しくしてる気分だった。

早く要介護3にでもなって老人ホームに入れられないかと思った事もあった。

だけど、今はこの環境で少しでも長く母が一人きままに元気に暮らせたらいいと思う。

 

 

 

 

カエル捕りがカエル?

f:id:amason1:20170622090129j:plain先月捕まえたオタマジャクシがカエルになった。
カエルの飼育は大変なので、日曜日に捕まえてきた緑地公園へ戻すことにした。


そして当日…
午後からのケアマネージャーと母の面談が長引き、私と3兄弟が緑地公園に着いたのは閉園20分前。
雨がザーザー降る中、3歳の次男を連れて池まで往復20分、間に合うか心配だった。


合羽を羽織り池を目指した、次男は私と上の子達よりも早く走った。
そしてそして、、土手を見つけては上り、棒を拾っては振り回し、急に地面にしゃがみ込むと珍しくもない虫にご執心…
体力が心配なのではなく、次男の抑えられない好奇心が時間を無駄にするのだ(-_-;)

今度は茂みから何かが飛び出した、それはふっくらキレイなアマガエル。
私も大喜びしたが「おうちには連れて帰らないからねっ」と皆に釘を刺して水槽へ…

ようやく池に着いた。
小ガエルをぽちょんと池に放すと、小指の爪ほどしかない身体で懸命に泳いで故郷へ帰っていった。

そして私達も帰る。
ゆるい下り坂でいつもより早く走れるのが嬉しいらしく次男がさっそうと走っていった。

駐車場まで残り半分くらいの所で長女も走り出した、後方をのんびり歩く長男もつられて走る。

やがて次男は長女に追い越された。
それでも懸命に走るがゴール直前で長男にまで抜かれてしまった。
これはマズイと思い、急いでゴールに駆けつけ「みんな早かったねー!お父さんなんかビリだよ、ビリ!」と悔しがってみせた。

次男に限らず負けてもおとなしく出来る子はいない、
だけどここで勝負の厳しさを諭すより、負けたフリして早く帰って風呂に入りたかった。

およそ20分の茶番劇が終わり帰宅した。

そして水槽にはまたカエル…いったい何をしにいったのか(-_-;)

介護休業明け


夕飯時、揚げ物をしていたら、テーブルの方からカタンと音がした。
覗いてみると、長女が味噌汁をひっくり返していた。
「何やってんのもー!!」
つい怒鳴ってしまった(-_-;)


風呂上がり、長男がゲームの時間の事で癇癪を起こした。
互いに譲らず怒鳴り合い、結局十分延長でこちらが折れた(-_-;)

就寝前、何かの事で次男が私に「ゴメンネ」。

それを皮切りに、長男が先のゲームの事で「ゴメンネ」。
私も長男へ「ゴメンネ」、それと癇癪を収めたことを褒めた。

次は長女が味噌汁の事で「ゴメンネ」。
私も長女へ「ゴメンネ」。

私のゴメンネはいずれも叱りすぎたから。
長かった介護休業が終わり、明日から出勤なのでピリピリしていた事を反省した。


先月から母の為に休んだ。

それで一朝一夕に認知症が治るわけないが、やれる事はやった。

思い出作りに、これから先の準備、とにかく突っ走った。

我ながら、よく休まず動き続けたと思う(笑)

今日した事…

母の団地の片付けを仕上げた。
A1ホワイトボードを横に、隣にA2のカレンダー、ホワイトボード、コルクボードを縦に並べた。
これで散らかっていた写真も納まるし、予定もたくさん書ける、まだ一人で頑張れる。

子供部屋の壁に、しまい込んでいた子供達の作品を沢山貼り付けライトアップした、アトリエ風だ(笑)

最後に、自分の靴と靴下とパンツを買った。
靴はボロボロ、靴下は今時穴が空いて親指が出てるのばかり、パンツは足りなくなってた。
自分の事がやっとできた。

そして、夕飯で子供達を怒鳴った(笑)


認知症は治らないが、混乱を和らげることはできる、受け入れることも多分出来る。

その為に、まとまった休みは無駄ではなかったと思う。

出来なかった事も沢山あったが、出来たことも沢山あった。

出来なかった事を数えてしまう質だが、今夜は明日の為に前向きに寝よう。



…と、思ったら次男が39度の熱。
明日どうしよう…人生思うにままならない(-_-;

おじゃま公園

五連休を振り返る、


連休前夜…

久しぶりに友人と会いカラオケ。


無趣味の母がカラオケに凝っているので、

母とよく行ってる。

同じ曲をエンドレスに歌う姿は慣れた

とは言え、やはり切なく、カラオケが

嫌になりそうだった。


だけど、久しぶりに自分の好きな

ものを歌うと、とても楽しく

腹と心の底から声を出して

発散できた(^^;



そして連休初日…

唯一、家族5人揃った日。

観に行きたかった映画は終わっており、

予定が浮いた。

同時にやる気も緊張も切れて

妻、私、長男は日頃の疲れかグッタリ(-_-


せめて夕飯だけでも…と、すいてる時間を

狙いスシローへ、子供にパフェを2つ注文

されても文句が言えなかった(笑


二日目…緑地公園
三日目…鯉のぼり祭り


四日目…

朝から母のデイサービス送り出し

行きたくないと、超不機嫌な母を

なだめて送り出す。


先週から、母とうまくいかず悩む、

母の感情や態度の変化は

猫の目どころではなく、

ついて行けない(-_-;


これは病気のせいだとわかっていても、

寛容にできない。


だけど、こんな調子で敬意や思いやりが

薄らぐと、バチがあたるように失敗をする

そして後悔して反省して敬意を取り戻す。

取り返しが付かない失敗をしないうちに

今一度、母の人生を預かっている事を自覚

して改めないといけない(-_-;



話を戻して、帰宅後の事…

午前は自由なのに、家計簿をつけてたら

ウトウトねてしまった(^^;


午後、長男をザリガニ捕りへ連れて行く。

次男が居ないと何でもラクだね、と長女と

話をする。

確かに何をするにもスムーズだけど、

なんか寂しい感じもするとも話す…


四日目の終わり、枕元での事。

長女が次男に「オタマジャクシ」と

正しい言葉を教えようとした、

しかし今年も「おじゃまタクシー」は

治らず、おまけに「おたまじゃくしぃ」

と呼んでいた緑地公園が「おじゃま公園」

に変わってしまった(-_-;


そして就寝、人の耳をさわらないと

眠れない長女に「一回百円」と

耳代を言うと、

次男くんのおもりする時、百円ね」

と、返された。


手癖は子供だが、知恵は立派な三年生(笑